もっと

できれば、もう地球には生まれたくはないが、もし仮にまたここに戻ってこなければならないならば、その時はもっとちゃんと生きてみたい。

第一に、もっとちゃんと勉強をしたい。誰よりも勉強をして、困っているクラスメートを助けたい。学業では常にトップを目指し、一流の大学に学び、もっともっとたくさんのことを学び、興味を持ち、できるだけ多くの人、いろいろな立場の人を助けることができる人になれるように。

もっともっと勇気と正義感をもつ。もしも誰かがいじめに遭っていたら躊躇なく悪漢どもに立ち向かえるように。正義の剣で悪を(人ではなく悪を)一刀両断してやるのだ。何かのスポーツやら武道やらをもっと一所懸命やること。それは自分の体をコントロールし、技を磨き、強靭な体力と持久力を養うことにつながる。不義や不正に立ち向かうためには心身ともに強くならねばならない。文武両道が私の理想だ。

できれば何か楽器を一つ極めてみたい。音楽は心を伝えるツールだからだ。ピアノもギターも途中で挫折しちまったもんで、今度生まれてきたならば、もっと情熱を持って最後まで諦めずに上達するまで続けたい。作詞作曲にも挑戦して本当の自分をもっとアウトプットしたいな。

そして、もっともっと愛の深い人になりたい。しかし愛を実行するためには勇気が必要だ。なぜなら、愛を実行しようとすれば、必ず、自分を犠牲にしなければならないからだ。自己犠牲をいとわぬ勇気が持てるか。それがきっと最も大きな問題だろう。保身に傾く自己をいかに越えてゆくか。それができなければいくら口で愛を叫んでみても、美しい言葉で説教ができたとしても、ただの偽善でしかないのだから。

もっと勇気を。もっと愛の力を。人間としてもっともっと魂を磨くこと。もしも、また、計らずとも、地球に生まれてしまったら、できるだけ早い時期から、そういう生き方をしてみたい。今の人生よりもっと、10倍も100倍も「もっと」ちゃんと生きてみたい。

もうこんな地球には生まれてきたくはないのだけれど、もしそうせざるを得ないのならば、今度はもっとこの地球を愛したい。

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