アウトプットの季節

今後のアウトプットに備えて一眼レフカメラを買おうと思っていたのだけれど、よく考えてみれば、大きなカメラをいつも持ち歩くというのは現実的に「ないな」と思えてきた。2年前、娘が高校卒業時に念願のキャノンを買ったがいいが、今は家に置きっぱなし状態になっている。最初はよくてもだんだん持ち歩くのが面倒になるものだ。機動性を考えるとスマホ一台あればことが足りるような気がする。カメラ機能が優れたスマホがあれば旅に出るにも荷物にならずに写真が撮れる。写真を撮るという習慣をつけることの方がむしろ重要なのだ。仕事をしていてもビフォーアフターの写真を撮るべきと思うのだが、これまでも多くの場合でついつい忘れてしまっていた。もしも、過去に記録を残すということをもっと意識していたならば、今ではたくさんのコンテンツがストックされていただろう、と後悔している。ブログに残す、ウェブサイトを作る、資料を作成する、動画を作る、プレゼンをする、等々、ずっと昔からアウトプットをもっと意識していたならば「記録に残す」という行動が今では完全に習慣化していたに違いない。「後悔は先に立たず」なので仕方がないが、これからは是非是非自分の中でそれを習慣化していけるように頑張ってゆきたいと思う。

来年の日本ツアーもにらんでスマホ写真術を磨いておきたいと思う。そのうちカメラ機能の良いスマホを手に入れたいが、まずは写真を撮るという習慣を身につけることである。撮った写真をちゃんと管理することも含めて、もっとアウトプットを意識した生活を心がけよう。それが身について初めて新しいスマホを買うことを検討するべし。それでも悪い癖で「ツアーに備えるならばスマホよりもアクションカメラだな」と気まぐれに思いついて、今日はそのリサーチに結構な時間を費やしてしまった。初めは GoPro の最新バージョンがどこまで出ているかから調べ始めて、 AKASO という格安アクションカメラの比較記事まで読んだ。最初はGoPro の2世代前くらいのバージョンを200ドルくらいの予算で買おうかと思ったのだが、それと比べたら AKASO の価格は呆れるほど安いのだ。しかもスペックは初心者にとってはこれで十分と言えるものだ。あとはクオリティーの問題だけれど、それも、人々の評価からすれば悪くはなく、もうほとんど AKASO でいこうと決めていた。高い GoPro を買って旅先でなくすなんてことになったら大変だけれど、とりあえずは手始めに安いアクションカメラで経験を積むのもいいかなと思っている。アウトプットが軌道に乗ってきて、そこから収入が得られるようになったら、機材のアップグレードを考えたらいいんじゃないかと思う。

むかしむかしそのむかし、僕は甲斐バンドの熱狂的なファンだった。あまり売れていない頃からのファンというのはある時そのバンドが爆発的に売れ始めるとかえって熱が冷めてしまうことがある。大衆に支持されて「よかったよかった」と最初は祝福はするものの、次第にファンからフェードアウトすることになるのである。あれからウン10年がすぎて、インターネット時代になって、僕はたまたま YouTube に上がっている甲斐バンドの動画を見る機会があった。「ああ、あれからもいい曲をどんどん書いていたんだな」と懐かしさのあまり次々と視聴してしまった。その中に「嵐の季節」という曲があって、、と、なんでこんな話をしているのかというと、自分の人生も後半戦に入った頃から「これからはアウトプットの季節だ」という思いがしきりに頭をよぎっていた。これからはインプットよりもアウトプットに重点をシフトしていかなければならない、と。そうは感じるもののなかなか実行に移せないのを「なんとかせねば」と考えた対策が「いつも自分に言い聞かせること」だった。そこで甲斐よしひろが「今は嵐の季節〜」と歌うところを僕は「今はアウトプットの季節〜」と口ずさむことにしたのだ。この自己暗示が効いたおかげでこうしてブログを始めることができたのかもしれない。

まあ、そんなわけで、今は「アウトプットの季節」だということを忘れてはならない。四六時中アウトプットを考えるのだ。それが後々貴重な資産になるだろうから。


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