天野さんへ

僕がローティーンだった頃、フォークソングが全盛期だったこともあって、たくさんの曲を聴きまくった。その中に NSP も確かにあったのだけれど、知っていたのは「さようなら」と「夕暮れ時はさびしそう」の2曲ぐらいなものだった。それがこの歳になって、YouTube に上がっていた NSP 楽曲集を何気なく聴いてみたところ、すっかり気に入ってしまって「NSPってこんなによかったんだな〜」てなことになってしまった。

もしも45年前に、もっと NSP を聴き込んでいたら、絶対にファンになっていたと思う。しかし、歳をとった今だからこそ、素朴で繊細な天野さんの詩が心に染み入って来るのかもしれない。感情的に共感する部分が多いのも歳のせいかもしれない。まあ、そうは思うんだけれど、NSP との出会い(再発見)は、僕にとってはちょっとした宝物でも見つけたみたいで嬉しくなったんだ。

あれから NSP はどうなったのだろうか。
調べてみると、リーダーの天野滋さんはもうこの世にいないことを知った。念願の NSP 復活コンサートを行った3年後の2005年に、52歳で他界していたのである。それももう今から15年も前のことである。活動再開を果たして精力的に仕事をしていた中だけに、ファンの間では「天野さんはさぞ悔しかっただろう」と言う声も多かったようだ。

しかし「転生」を信じる僕は、今頃、天野さんは新しい体を得て、本当の「復活」を遂げて、世界のどこかで本当の「活動再開」を果たしているような気がしてならない。


NSP のメモリアルスポット。行ってみたい。

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